kyon

ジョゼと虎と魚たちのkyonのレビュー・感想・評価

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)
4.0
深夜に『ジョゼと虎と魚たち』観てすごい今でも余韻残ってる。
全体のトーンが大好きだなぁ。
邦画の日常に漂う湿っぽさ、繊細さ。洋画にはない細やかさ。

ジョゼとツネオの思い出の日々。
写真混ぜてるの良い。
冒頭が写真始まりだったから自然と世界に入り込めた。


不思議と眠気もなくずっと観てられる作品だったなぁ。

池脇千鶴のジョゼのツンデレ加減が最強だった…。「帰れ」を側にいてって意味で使えるジョゼ最強。あの、ジョゼとツネオが別れた後のジョゼが料理作るカットがあって、バストショットが入るんだけど、なんだろう、夢から覚めた感じがすごくあって。
その前があの海からの魚の館だったからなのか、あの一連のシーン、ツネオがジョゼに対して何かが変わった瞬間がすごく眩しく見える。

衣装は伊賀さん。やっぱりスタイリング素敵。妻夫木くんがホームセンターで着てたTシャツに黒のカーデ合わせがなんてことないんだけど、たまらなく好きだった。
役が形作られるスタイリング。
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