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ジョゼと虎と魚たちの月のレビュー・感想・評価

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)
4.0
好きの気持ちだけではずっと一緒にいられないのがもどかしい。いろんなものを手放してまで好きな人と一緒にいても、それをしたからといって死ぬまでずっと愛されるなんて、一緒にいられることなんてないのだ。想い合っていてもさよならと決めたなら、左様なら、さようなら。「私は海底にいたけど ●●(妻夫木の役の名前)と最高にエッチなことをするためにここにきた」みたいなセリフとか堪らなく好きだったなあ、終始可愛い!の連呼だった。家を出ていって、元カノと一緒にいて、笑顔だったのにいきなり泣き喚いてしまうところとか。苦しくて苦しくて見ていられなかったけど、私が今縋るべきなのはこの映画だから終始目を離さずに観た。好きだ。相容れないジョークも停滞した夜も出来りゃ分かち合ってたいが時間が無いよな。
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