とうがらし

紅夢のとうがらしのレビュー・感想・評価

紅夢(1991年製作の映画)
4.3
1991年ヴェネチア国際映画祭 銀獅子賞(最優秀監督賞)、国際映画批評家連盟賞 受賞
1992年英アカデミー賞 外国語映画賞 受賞
1992年米アカデミー賞 外国語映画賞 ノミネート

父が亡くなり、19歳の頌蓮(スンリェン)は、貧しい家を支えるために地元の富豪へ嫁ぐ。
そこは、まるで宮廷のような大邸宅。
そこの当主の第4夫人として。
第1夫人から第4夫人まで、壮絶な家庭内バトルが始まるのであった…。

中国版「大奥」
嫉妬、裏切り、報復。
家という名の国家で、当主の寵愛を巡る戦いに疲弊し、頌蓮は次第に狂っていく。
これは、すごい。
エンタメ性も、芸術性も、最高水準。
チャン・イーモウ監督の最高傑作に間違いない。
ぞくぞくするほど夫人たちが怖い。
足裏マッサージや提灯を消す音は癖になる。


予告編
https://www.youtube.com/watch?v=x8kwb4qFrT4
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