ハンソヒになりたい

紅夢のハンソヒになりたいのレビュー・感想・評価

紅夢(1991年製作の映画)
5.0
これマジでおもろい。

大学のアジア研究かなんかの授業で視聴して、世界観に没入してしまった。終始主人の顔が映らないのは中国政府の体制を表してて当局から目をつけられてしまったとかなんとか言ってた。気がする。教授の話はそれしか覚えてない。

聞かないと絶対知り得ない中国の文化も面白いけど、同じ敷地に夫人たちがいて夜を共にする時だけその部屋の提灯が灯るっていう設定が現代からするとファンタジー要素があって魅了されてしまう。女性の人権が抑圧されていた象徴なのにこうやって魅了される〜とかいうのも複雑なんだけど、確かに視覚的に新鮮だった。お屋敷もデカいんだけど、人がモノ扱いされてるからか?なんかミニチュアに感じるのも不思議だった。ドールハウスみたいな。

不思議な映画。また観る。