通りすがりの猫

紅夢の通りすがりの猫のレビュー・感想・評価

紅夢(1991年製作の映画)
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4人の夫人の物語。

城中の出来事だけで物語は進んでいく。
幻想的な空間や人間描写もさることながら、見終わって驚いたのは、旦那の印象が全くないこと。
特に序盤は物語の進行に関わることも多いながら、尽くアップショットが排除されている。
夫人の数に差はあれど、チャンイーモウから見た男の本質を揶揄しているように感じた作品。