ぽち

悪魔のような女のぽちのレビュー・感想・評価

悪魔のような女(1996年製作の映画)
1.4
予想通りの劣化版でなぜ作ったのか疑問に思えてしまう作品。

ストーリーがほとんど元ネタと同じなので、最初から注意してみていると「共謀している2人だけなのに、不必要な演技」とか「必要ない独り言」などガイとニコールの行動の矛盾点がハッキリ分かってしまうし、今作のほうが矛盾点が多いというのも酷いものだ。

エンディングを変えたのだがこれも改悪。
探偵のキメ台詞でスパッと切った快感がまったく無くなり、存在意義さえ薄くなるオチだ。
せっかくのキャシーの演技が台無しの脚本でもったいない。

一瞬出るイザベルの乳以外は観所は無い。っていうか、シャロンのサービスシーンなしってのはどういうことだ?
シャロンがラジー賞の最低新人賞にノミネートされているが「シリアス派女優へと生まれ変わった」ので新人と言うことらしい。
シリアス派になったので「ノーパン足組みかえ」とかは封印したってことなのだろう。

脚本の時点でもとネタを超えることを放棄しているような今作は、金儲けメインの志の低い作品と言えるだろう。
ぽち

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