2008年に書いたブログのコピーです。
エイリアン2 母性愛があるかないか
ネタバレ↓
この映画は、劇場公開時に見ていた。
当時の私の感想は、
エイリアン出すぎ、ガキがきにくわん、何故ガキ助ける。なんだこりゃガンダムか!?。
私は若い頃、子供が嫌いで、子供が出るお涙映画は毛嫌いしていた。
動物が死ぬ映画は涙が出たが、子供がどうなろうがなんとも思わなかった。
で、リプリーが、理性をなくし子供を助けるシーンでどっちらけ。
いっきにこの映画の評価が下がってしまった。
ガンダムとか、見てなかったし。
飛行機やら装甲車、人手で動かすロボット(マトリクスでも出た)なんか興味ない。
それが、自分が子供を産んだら、タイタニックでも泣けるようになったのだった。
(諦めた母親が子供たちを寝かすシーンとか、乳飲み子抱えた母親が船長に「どこに逃げたら?」と聞くシーンで号泣)
なんと、自分の置かれた状況によって映画の感想が変わるのでしょう!!
さてこの映画の感想は変わるでしょうか?
エイリアン2 完全版 (ベストヒット・セレクション) エイリアン2 完全版 (ベストヒット・セレクション)
(2007/11/16)
シガーニー・ウィーバー
母性愛があると、感情移入できる。
公開(1986)当時見たものと、今日見た完全版(1991)は若干違うらしい。
違いはウィキペディアのエイリアン2 最終更新 2008年2月15日 (金) 02:14に書いてある
が、リプリーが、理性をなくし子供を助けるって根本は変わってない。
今日は家族4人で見たのだった。
私は、リプリーの娘が死んでいて、そこへ現れた10歳くらいのニュート。もうそれだけで、涙腺がうるうる。助けに行く気持ちがちょっとわかりました。(ただ、最初に、あの星にいく気になった気持ちがわからないんだけど。
宇宙飛行士の資格?取り戻すくらいの条件で行くことになったのが、ちょっと説得力なかった。)
SF好きな夫の影響で、マシンのかっこよさもわかるようになり、トテモ楽しく見ることが出来た。
本当は、怖いはずの映画、ストーリー知ってるから、ドキドキは出来なかった。
その横で、10歳息子が、劇場公開時の私と同じ気持ちをもったようで、
「なんで、助けに行くの!よけい犠牲が出るでしょう??一人くらい諦めろ!」
叫んでいて笑えた。
そして、すごく怖かったらしい。私の腕を抱きかかえて、ときおりビクッとしてる。
マシン好きの息子は、子供を助けることは批判はしても、映画はすごく面白かったよう。
2回お友達が誘いに来たが、「映画見てるから」と断っていた。
夫に抱かれながら見ていた娘(7歳)は一人でトイレにいけなくなった。エイリアンうちにはいないから!
また、娘は、ニュートを助けに行くシーンを、行くな!と叫ぶ息子に反論して「あたりまえじゃん、子供だもん!」と、リプリーに賛同していた。
「地図の読めない女話を聞かない男」で男脳だった私は、娘のことを子供の癖に「女くさい」って思うことがよくある。
きっと、こいつには、すでに母性愛があるに違いない。
そういえば、卵がたくさん焼かれてマザーエイリアンが悲しんでいるシーンで「かわいそう」と言っていたし。。(笑)
WOWOW放送、HV、5.1チャンネル 100インチプロジェクタで鑑賞