私の大好きで大切なあの小説は、映像になるとこうなってしまうのかと思った
違いすぎて驚いたし、最後なんて神様のボートとミックスされてるように感じた
話がすっ飛びすぎてて空っぽになってしまっていた
まあでも、あんな恋をたった2時間で描ききれないか
原作を読んだとき、このタイトルはシンプルだけど本当に適切につけられているなと感じて、勝手な解釈だけど「冷静」がマーヴとの恋、もしくはマーヴに対するあおいの心で「情熱」は順正へのそれだと思っていたから、映画では全くそれが出ていなくて映画を見ただけの人はつまらないと思う
あとマーヴがイメージと違った
もっと大男で、でも寛大で優しくて、だからあおいが「情熱」をすぐ取れないほど痛々しく大事に思っていたのに
江國さんの物語は、あの文章、あの言葉があるからあんなに心が締め付けられるんだって痛感
この本を読んでいたとき、
ずっとだらだら泣いていた
ずっと恋はこういうものだと思って生きてきてるから、あんまり人と話が合わない
多分この物語でいう「情熱」が分からない人だとマーヴと別れることが理解できないと思うから
物語とは関係ないけれど、「perfect」に「もちろん」と字幕を付けているところは面白かった
本では、「so sweet」の和訳が好きだった
洋画は苦手だけど、字幕見るのは好きだなと思うから食わず嫌いやめようかな