トノモトショウ

サンタ・サングレ/聖なる血のトノモトショウのレビュー・感想・評価

4.0
端的に言えば「天井桟敷の人々」に「サイコ」の要素を取り入れたサスペンスだが、そこに宗教的テーマや精神世界的イメージ、母と子の呪縛や死に対するトラウマなどを盛り込んでいる。ホドロフスキー的モチーフをふんだんに使いながらも、しっかり一本筋の通った物語として成り立っており、良い感じのチープさがマニア心をくすぐる。