オープニングで洗濯工場を舐めるように映し出すカメラワークを見るだけでも、あらすじの印象に反して、しっかり作られていることが分かる。テーマパークに置いてありそうな、巨大プレス機マングラーの造形が素敵。ちゃんとシリアスな雰囲気も良い。
登場人物が近くに寄ったときのヒヤヒヤ感も良い（近づかなければどうということもない）し、犠牲者の無惨な姿の見せ方も良い。畳まれたくない…！
サスペンス仕立てになっているのは良いんだが、勿体ぶったわりに大した話ではなく、理屈もそんなにない。もっとコンパクトで良かった。
小さな町の小さな権力を得るための代償としては重すぎないか。そして、そのオチは障害者差別的ではないか…。
マシンが町に出て大暴れして犠牲者がもっと出ればもっと良かった。
