おーつ

スター・ウォーズ/クローン・ウォーズのおーつのレビュー・感想・評価

3.0
細い話を描くことで世界観が深まったと考えるのか、逆に細く描いたことで壮大な世界が縮まってしまったと考えるべきなのか。そこで賛否が分かれる作品だと思います。

まずクローン戦争というのは
1作目に当たるエピソード4の劇中のセリフの中で、
むか〜し、
クローン戦争ってのがあって
結果的にほとんどのジェダイが敗北してしまった。
この程度しかわかりません。笑

え、それで良いの?って思うかもしれませんが『それで良いんです!』

この物語の世界には間違いなく何万年もの壮大な歴史があって、我々が目撃しているのはほんの一部に過ぎないってこと。
この物語の壮大さに心ひかれるわけです。
そもそもスターウォーズは過去の物語なので、我々が知っている物語のその先の未来の世界もあるわけです。

そして映画の4.5.6の後に作られた1.2.3では、その「クローン戦争」が舞台となっています。
といっても2のラストで開戦して、経過はすっ飛ばして3のオープニングでは戦争末期となっています。笑

これもまた『それで良いんです!』
というより『それが!良いんです。』
クローン戦争はとにかく銀河全体に飛び火したとわかれば、細く描写しなくても我々の想像力で楽しく補完できるんです。

そしてこのクローンウォーズという作品は映画1本と100話を超えるドラマによって構成されています。
2と3ですっ飛ばされたクローン戦争を、様々な視点からみていく作品です。

私はスターウォーズのキャラクターが好きなんで、映画であまりスポットが当たらなかったキャラクターをメインにした話などはけっこうテンション上がるんですよ。
多くのジェダイや、戦士たちの物語に触れることでよりクローン戦争というものが深まった気がします。

逆に細かいところまで描写されてしまって、世界がどんどん縮んでいってしまっているという意見もあります。
そういう方は映画の1.2.3の存在自体、否定的かと。

てことで、
まずスターウォーズ観てない方は4.5.6.1.2.3そして7を観てください。
そして「ハマった方だけ」
このクローンウォーズをみることをお勧めします。

逆にハマらなかった方は、
クローンウォーズみたところで好きになるわけではないと思うのでお勧めしません。
特にこの映画版に関してはそこまで面白くはありません。笑
おーつ

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