あしからず

花実のない森のあしからずのレビュー・感想・評価

花実のない森(1965年製作の映画)
3.4
出会う男全て狂わせる若尾文子の説得力。本作のあややの美しさは投げ銭して拝むレベル。照明の過重労働でもはや美白通り越して発光。
松本清張原作で、1人の美女を巡る男たちの業を描く。ヒュ〜ドロとお化け屋敷みたいなイントロがウケた。あややの湯上りの湯気を堪能する田村高廣の気持ち悪さがやばい。犯人視点の挿入や目のアップ、赤い小物がサスペンス性を高めてる。終盤のまさかが的中した瞬間はテンション上がったけど全体的にはまあ。暖炉の中からのショットで情念の薪くべるとこは良かった。

時代だろけどあややの髪型がどれも若干ださくて結局和服の結い髪が1番似合う気がする。江波杏子のボブもうーん。それでもあややの美のポテンシャルは天才的。跳ね上げアイラインが最高。
とにかくあやや堪能回として良質。自分も小馬鹿にするように「みっともなくてよ」って言われてえ
あしからず

あしからず