間違えて持ち帰ってしまった友達のノートを返しに行くというシンプルなストーリー。手がかりはその子が遠い「ポシュテ」という町から通ってるという事のみ。
教室、中庭と閉鎖空間が続き、宿題を済ませてから外に出ろと言う母の目を盗み、ノートを返しに飛び出す様は開放的でいかにも冒険が始まりそうな予感がする。
舞台であるイランのリアルな街並みが新鮮でありながら可愛らしい。白い土を塗り固めたような家、険しい石の階段、ジグザグ道の丘。
朝礼でノートに書いた宿題を提出するのだが、色々言い訳をこねてして来ない子どもがいるのは世界共通でなんだか懐かしい。
