友だちのうちはどこ?の作品情報・感想・評価

「友だちのうちはどこ?」に投稿された感想・評価

白石

白石の感想・評価

3.8
キアロスタミ監督によるイラン映画代表。いつものオブビート(?)な感じ 話は超シンプルだけどめっちゃ面白い。画が一々良い。
小学生男子はかわいい。これは世界共通なんだなぁ。
大人が優しくない!みんなこどもの話聞いてあげてよ〜

しかし最後、お花で終わるのは、ずるい!笑
明太子

明太子の感想・評価

3.7
少年の何気ない日常と、隣町の友達の家を探しに行くちょっとした冒険を丁寧に描く。ゆっくり映し出される少年の切ない表情と、めちゃくちゃ長いまつ毛が印象深い。

風景は異国情緒あふれつつも、そこに住む人間達は見覚えがある。子供から見た大人ってこんな感じだよなぁと共感した。子供の話を聞かず、決まりごとを押し付けてばっかりで不機嫌そうで。
唯一、扉職人の物知りおじいさんは良いね。おじいさんの住む路地のカットが絵画のように美しかった。
3

3の感想・評価

-
友達に間違えて持って帰ってしまったノートを持っていくだけの映画だが、理不尽で絶対的な大人の恐怖感、知らない街に迷い込んだ時の不安感、その中で見つけた親身な人への安心感、そういった感覚が落とし込まれているジュブナイルな作品。
natsumi

natsumiの感想・評価

-
理不尽に厳しい先生から自分のノートに宿題をしない子に次忘れたら退学宣言をされたその日に早速自分のと間違えてその子のノートを家に持って帰ってしまう。友達の退学を阻止するために主人公は隣町にあるその子の家を探す旅に出る。健気すぎるけど自分もやってそう、と余裕で想像できてしまった… 最初は歩幅合わせてるしおじいさんに優しいと思ったら子供らしい正直さでおじいさん攻撃していくの笑った。超地味な千と千尋っぽくて、異国の地で地元の人に助けてもらったことを思い出し自分と重ねてしまい涙が出てきた。
naomisa

naomisaの感想・評価

4.2
冒頭の教室のシーンでの子供達と先生のありがちな掛け合いから面白い。
ネマツァデが先生に厳しく注意されて何も言えなくなり泣き出すシーンでは、観る側は胸を締めつけられ、それをハラハラと見つめる主人公の切ない眼差しに心を掴まれ、最初から最後まで目が離せなくなる。
上手い演出だ。
子供達の小さな世界で起きる彼らにとっての大問題が、子供視点で細やかに演出されていて、子供に戻ったような気持ちで楽しむ事ができた。
ネマツァデのためにヘトヘトになる程に必死になる主人公が得た物は、合理的且つ効率的な生き方をしていては得られない。
短時間で楽に会社に着けるように電車の時間を調べている自分がなんだかいやになってしまった。
主人公の男の子が心配で心配で、ずっと切なく見守っている感じ。あんなに暗くなってしまって一人で大丈夫なのー?完全母さん気分。ラストシーンでホッとするー。
✴️イラン映画界の巨匠🇮🇷
アッバス.キアロスタミ監督作品

"ジグザグ道3部作"の第1章

"丘を越えるジグザク道"
そのシーンが三部作の
象徴のようになっている

友だちのノート📖を間違って
家に持ち帰ってしまった少年が
ノートを返すために友だちの家を
探し歩く姿を描いている🏃‍♂️💨

ハリウッド映画が
"ステーキディナー"だとすると
本作は"焼魚定食"が如き
アッサリ感😉

✴️イラン原風景🇮🇷&異国情緒が
ストーリーに暖かみを与える

白く粗々とした
漆喰の壁

建て付け悪い古びた 
木製のドア🚪

牛🐂、山羊🐐、鶏🐓などが
牧歌的に放し飼いで
ウロウロ。。

小学2年生の主人公が
谷を超え、山を越え、
迷路のような村の中を
友達のウチを
迷いながら探し廻る

なんてことのない
ありふれた日常の1コマ

不思議とホッコリした暖かみを
感じさせる映像の安定感☺️

✴️ 大人たちは、子供に対して
どこまでも高圧的かつ権威主義的で、
話の通じない存在として描かれる

全く子供の話を聞かずに

"とにかく宿題はノートに書け"
という学校の先生

"とにかく先に宿題しなさい"
という母親

"とにかく煙草を取ってきなさい"
という躾にうるさい祖父

命令の不条理さと容赦のなさを
知るからこそ、
主人公はいじらしいほど
懸命に友だちの家を探し廻る

✴️ 元建具職人老人との交流は
唯一心和むもの😉

夕闇が迫る村の小径を歩く2人
かつて老人が手掛けたという
家々の美しい飾り窓から
洩れる仄かな灯りが白壁に映って
とても幻想的な1コマを
創り出している✨

✴️ 素人しか起用しないことで知られる
キアロスタミ監督は、カスピ海に近い
小さな村の子供たちを出演させた

全員が演技未経験者だとか。。

たしかに演技のつたなさは
目立ちますが、
イラン映画界の製作困難を押しても
どうしても作りたいという
キアロスタミ監督の熱意🔥が
ジワりと伝わる

✴️ 小津安二郎のファンを
公言しており、彼の作品には
小津監督の影響が随所で
見られる
あんず

あんずの感想・評価

3.8
私はイランの歴史や文化、情勢に詳しくないけど、可愛らしい主人公の大冒険を応援する気持ちよりも、それを取り巻く世界に対する違和感を強く持ち、モヤモヤしてしまった。

大人たちが子どもに厳しくて、子どもを尊重していない。彼らだって昔は子どもだったのに。それ故に子どもたちは愛らしいけれども萎縮している。

女の子は登場すらしないし、大人も子どもも「ありがとう」という言葉を使わないのは、悲しい気がした。

この映画が作られてから約30年、良き方向に向かうことが出来ず、昨年衝撃を受けた「少女は夜明けに夢を見る」のような社会になってしまったのか……

これはイランだけでなく、日本も含めこの世界のあらゆる国でどこかしらに(往々にして弱者)何かしらの形で歪みとなって現れていて、そこにスポットを当てるかどうかの違いなのだろうけど……
しのP

しのPの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

みんながだいすきな絵本のおはなしのようなおはなし。行動力はひとのこころを動かす。
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