友だちのうちはどこ?の作品情報・感想・評価・動画配信

「友だちのうちはどこ?」に投稿された感想・評価

湯っ子

湯っ子の感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

友だちのノートを間違えて持って帰ってしまった!さあ大変。今日中に届けなきゃ!

大人はみーんな自分の言いたいことばっかり言って、だーれもアハマッドの言うことを聞いてくれない。おんなじ言葉を話しているはずなのに、通じない。言葉っていう音は、それだけじゃ役に立たないのかもしれない。何かを伝えよう、それを受け取ろうという意思なしには。

冒頭に出てくる先生はヒドいな。友達があんだけいじめられてるのを見たら(あれは「叱る」じゃないよね)、そりゃあビビるよ、8歳だもん。
だけど、多分あと1、2年もすれば子供たちもそう怖がらなくなる。あんだけうるさく言っといて、最後、生徒の名前も覚えてないんだもん。
指導力のない先生が脅しで指導しても、子供がその場をやり過ごすことを覚えるだけじゃないかな。
(追記:名前を覚えてないんじゃなくて、わざと聞いただけかも、と思い直した。でも、筆跡同じじゃん!とか気がつかないから、やっぱりダメな先生だと思う)

お母さんも、道であったおじさんもおばさんも、自分の言いたいことばっかり。
お母さん、宿題やれって言ったそばからあれ手伝えこれ手伝えって、どっちなん?
だけど、大人たちも生きていくのに食べていくのに精一杯な感じもわかる。ドアを作るおじさんのしつこさったらなかったね。でもそれも、一家を食べさせるためなのかなぁ。
とにかくノートを届けなきゃ、の思いで山を登ったり降りたりのアハマッド。ヒマを持て余している、血縁のおじいちゃんがからんてくるのにもイラッとする〜。おじいちゃんなりのしつけ法について語っているけど、全てがヒマつぶしにしか見えない。

道ゆく人々に、友達の家を尋ねて歩くアハマッド。オンナコドモはまだ会話が成り立つが、オトコどものこの言葉の通じなさはどうだ。会話が全く成り立たない。

あたりは暗くなってきた。心細いアハマッドに、やっと親切にしてくれるおじいさんがあらわれる。友達の家を案内してくれたのは、話し相手がほしかったのかも。だから、話し始めると止まらないし、一緒に歩くには動きが遅すぎたね。

結局、ノートは友達に渡せなかった。おっかないお母さんだけど、夕飯はてんこ盛りにしてくれる。ノートが渡せなかったショックで食べられないけど。宿題がまだ終わってないと聞いて、奥でやりなさいよ、って、頭を軽くなでて、夜食を置いていく。これだけのことで、厳しい生活なりにこの子が大切にされていることがわかってホッとする。

ノートは渡せなかったけど、アハメッドは考えて、それを実行した。そして、友だちは先生に叱られずにすんだ。相手が、おっかないけどアホな先生でよかったね。話の長いおじいさんにもらった花も笑っていたね。
もも

ももの感想・評価

2.6
ぅっ…この気持ちは…『はじめてのおつかい』を観ている気持ちに似ている。それにしても出てくる大人が子供相手にことごとく意地悪で最低。
間違って持って来てしまった友達のノートを返しに行く。
それだけの物語。
それだけなのに、なに、この感動。

少年は走る。
ひたすら走る。
子供ってどうしてこんなに走るの。
走るのは子供の特権なのかな。
普段、大人はこんなに夢中で走らない。
ひとつの目的のためだけに、ひたすら走れるのが子供。

にしても、周りの大人たちの物わかりの無さ!
酷すぎない?
子供の話を全然聞かない。
自分に都合のいいことしか言わない。
これはきっと子供目線のお話だね。
子供から見ると、大人はこんな感じに映ってるんだね。
先生も母ちゃんも鬼のようだったね。笑

少年のキラキラした瞳が眩しい。
嘘のない生き生きとした子供たちの表情。
そして、どこまでも続く大自然。

ああ!
これだからイラン映画は好き!
ムノウ

ムノウの感想・評価

3.9
イランの空気が感じられる素朴で温かい映画
友人の宿題を間違えて持ち帰ってしまってどこに住んでるかも分からない友人を探すため駆け回る
それだけの話なのになんでこんなに見入っちゃうんだろう
友人は次、宿題を忘れたら退学にさせられてしまうのでそりゃもう走る走る
あの頃宿題を忘れただけで、遅刻しただけで、先生の質問に答えられなかっただけで……そういえば冷や汗が出るくらい絶望したかもしれない
万国共通なのかな、この不安とノスタルジー
大人たちがみんな子供の話を聞かなすぎなんだけどこれは国民性なのか?
散々な目にあっても文句も言わない主人公がいじらしい
予想外のラストに笑みがこぼれた
なんだこの開放感
リアム

リアムの感想・評価

3.5
宿題をノートに書いて来なかったから退学て⁉︎こいつは一大事ですよ。そんな友達のノートを間違えて持って帰ってきてしまったんだから。

まわりのオトナ達のまあ理不尽なこと(笑)文化の違いか?オカンもジジイもババアも教師さえも耳聴こえてないんかレベルで発言ヤバい。イランの子供可哀想すぎんか。

こないだ観た「運動靴と赤い金魚」がめちゃくちゃ面白かったのでちょっと比べてしまうな〜。
sidepocket

sidepocketの感想・評価

3.5
児童書のような冒険物語。友達にノートを返すだけだが、その友達の家もわからず、立ちはだかる数多の障害(主に大人)。それをどう乗り越えるのか、果たしてアハマッドはネマツァデにノートを返せるのか?
ストーリーそのものはごくごくシンプルだが、フレーミングの巧みさが目をひいた。ロングショットで映す道のりや、村の風景。そしてアハマッドやネマツァデの表情の変化がよく見えるようなクローズアップなど。
ゆき

ゆきの感想・評価

3.6
間違えて持って帰ってきてしまった友達のノートを返すために、その友達の家を探しに行くだけのストーリーなんですが、主人公アハマッド君の純粋さがとにかくかわいい!

子供にとっては隣りの村に行くだけでも大冒険で、アハマッド君の不安な心情が伝わってくる。

だけど大人達は全く子供の話しを聞かず、頭ごなしに命令するばかり。これがイランの文化なのだとしたら、とても悲しい事です。

最後はとっても可愛い終わり方でほっこりしました☘️
Ririka

Ririkaの感想・評価

4.0
ネマツァデのノートを持ち帰ってきてしまったことに気付いた時のアハマッドの表情があまりにも良すぎました。あの一瞬で「これを彼に返さないと退学になってしまう、どうしよう」って考えたのだろうなと感じるほど自然な表情だった。
アハマッド、巧みに多くを語るわけでもなく、彼はただただノートを返したい、それが表情と目だけで伝わってきてその真っ直ぐさに泣きそうになった。
皮肉ささえ感じるほどにここまで大人と子どもを対比した作品はあまりない気がする。
"ドア"が作品の鍵になってるのだろうけど、どういう意図なんだろう。
casizil

casizilの感想・評価

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子供のときに抱いてたつまんない大人のイメージそのもの ロングショット良〜
ぽのけ

ぽのけの感想・評価

4.5
主人公の子がとにかくまっすぐ!隣の席の友達を守るために奔走してた。好きな映画の色だ…。

息子の言う事を信じてくれない母親、悪い事をすればげんこつ 悪い事をしなくても4日に1度は何か理由をつけてげんこつすると言う祖父、「大人の言う事を守らせる」ことが正しいと思っている大人たち… みんな酷いなと思ったけどイランではこれが正しい・普通の事なのかな


宿題が教科書の丸写しなのが気になって調べてみたら、イランの学校(小学校〜大学まで全て)では丸暗記が学習の基本らしい。
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