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怪談鬼火の沼のピッコロのネタバレレビュー・内容・結末

怪談鬼火の沼(1963年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

貴様の墓が待っている

途中までは、すんごーく良かったんだけどなぁ~。
スコアも☆4.0つける気満々だったんでございますよ…。
でもね~。

坊主は、自分の地位を良いことに好き放題やっていた…。
自分の悪事がバレそうになると、部下に殺させ隠蔽…。
ただ、そんな坊主の財産を狙う奴らが居て…。

🦝(坊主(エロ狸)) 「よいではないか!」
🐱(ヤエちゃん(お手伝いさん?)) 「堪忍してくださいませ!」
🦝「よいではないか~!ぐへへ!」
🦊🦍🐵(坊主殺害計画を練る三人組(一人は、若山富三郎))
🦊「坊主のご飯に毒を仕込んだわ!」
🦍「坊主は医学の経験があるんで、すぐに気づいてしまう!」!
🦊🦍🐵「作戦変更!温室に閉じ込めて火を焚いて窒息死させてしまえ」
🦊🦍🐵「今じゃ!!!」
🐱「ごほごほ、苦しいニャン」
🦊🦍🐵「坊主は、どこいったー!まぁ、ヤエも邪魔だから殺してしまえ!」
🐶(ヤエちゃんのお兄ちゃん)「ヤエは、どこじゃーーー!」
🦍「えぇい!お前も邪魔じゃーーー!」
🐶「わーーーん」

って感じのお話…。
坊主を殺すはずが手違いで殺されてしまった可哀そうなヤエさん。
んで、ヤエさんを探しに来たお兄さんだけど…。
ヤエさんを見たと発言。(おそらくヤエさんの幽霊を見た…。)
んなわけあるか!コイツも邪魔だ!と言うことで、🦍(若山富三郎)に刀で顔を切られ殺害されてしまう…。

そこからは、たびたび目撃されるヤエさんの亡霊に震え上がっていく…。
ヤエさん…。窒息死なので顔が綺麗な亡霊さんで…。
お岩さんみたいな不気味な顔で驚かすタイプじゃなく、すーっと現れてコチラを睨みつけて背筋を凍らせるタイプの脅かし方。
だけど、ワンシーンだけ、蝋人形みたいに顔がドロドロ溶けるシーンはゾクゾクする…。

んで、ヤエさんよりも大活躍するのが、お兄さん!
こちらは顔を切られて殺害されてるので、恐怖顔が得意!
バッと現れて、ご自慢の恐怖顔を見せつけて脅かしてくる…。
兄と妹、パターンが違う恐怖演出が面白かったけど…。

問題がクライマックス…。
怪談映画なのに、肝心のラストに、幽霊がまったく登場せず…。
登場するのはするんだけど、幽霊に見せかけた偽物で…。
んなアホな!!!
要するに全部お芝居だった…。って感じ?
なので、幽霊も実際には、幽霊ではなく生きてる人間が変装してただけで…。

んで、🦍(若山富三郎)によって、成敗される坊主…。
ヤエさんを殺した事を後悔してると言うが、全て許されてしまうエンドで…。
若山富三郎さんが人気あるから、こうゆう結末になったのかな?とか思ってしまった…。
どうなんだろ?

P.s. ネコバスみたいな目が大きい黒猫ちゃんが一瞬だけ登場するよ!
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