るい

怪談鬼火の沼のるいのレビュー・感想・評価

怪談鬼火の沼(1963年製作の映画)
3.7

ホラーミステリ時代劇👻


いきつけの飲み屋のマスターが加戸敏監督の息子さんと友達だそうです🙌えっ?てなったわ。

誤って殺された女が化けて出る!同じく殺された男も化けて出るがこの男の死体は出てこない。この真相やいかに?

出てくる全員悪いやつ!?職権濫用坊主、金をたかる甥、お気に入りの座を横取りされた妾、金がもらえる方につく男…殺された女 八重とその兄と名乗る 清蔵、彼らがこの物語の鍵を握る。

この作品タイトル通りではなく、おや?っとする展開がなかなか面白い。テイストとしては、蜘蛛の巣城のような感じ。ここには立派な屋敷がありました…って始まり方含めてね!

あと若山富三郎の人を見下す目がたまんないな。殺陣はちょっとだけだけど、やっぱあのキレのある動きは最高です。

⚫︎宗伯
お金儲けする悪い坊主
温室でお花を育てるのが趣味
子供はいない

⚫︎敬助
宗伯の甥っ子
賭場で負けまくりで宗伯の金を狙う

⚫︎お連
宗伯の妾だがあまり相手にされず
敬助と出来ている

⚫︎八重
宗伯のお気に入りの侍女
誤って殺されてしまい化けて出る

⚫︎清蔵
八重の兄
清蔵もまた殺されてしまい化けて出る

⚫︎三郎太
敬助の友人で彼に金を貸している
敬助に味方したり宗伯に味方したり
金のなる方に鞍替え

⚫︎左官工の二人
中田ダイマルラケットが笑かす

📕こぼれ話📕
タイプは全然違うんやけど、若山富三郎を見てると、ふとした瞬間そこに真田さんが見えるんよね。目の動かし方とか、表情の作り方とか、ほんと一瞬なんだけど。

でね、こないだネットの大海原を探検してたら真田さんの若い頃のインタビューがあって、そこに好きな俳優は「若山富三郎さん」って書いてあったんよね。

そーそーやっぱそうよねと一人で納得してしておりました。ちなみにもう一人は高倉健さんだそうです。

たそがれ清兵衛の時に高倉健さんから見たよってお手紙もらって泣きそうになりましたってインタビューでおっしゃってました☺️
るい

るい