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天国はまだ遠くのkazのレビュー・感想・評価

天国はまだ遠く(2008年製作の映画)
3.6
大好物の田舎映画。(そんなジャンルがあるか知らんけど)
おまけに今作の舞台が京都の天橋立というのもまた良かったです。(1回しか行ったことないけど)

イメージ通り静かな作品ですが、所々クスッと笑えるところもあって雰囲気がとても良いです。
ストーリー的には登場人物たちがあまり多くを語らないので察するしかありません。

かいつまんで言うと、都会で傷ついた女性が田舎の民宿を訪れ、自殺しようとするのですが、未遂に終わり、田舎での生活を通じて生きる活力を取り戻していく…みたいな話です。

田舎の風景も良いし、とにかく食べ物が美味しそうで、お腹が減ります。あとは何と言っても満点の星空ですね。街中ではほとんど目にすることはないので憧れます。

鑑賞前に一抹の不安を抱いていたのがチュートリアル徳井の演技…以前地上波のドラマで偶然目にした演技があまりにも酷かったので心配しておりましたが、思ったより良かったです。まあ皆さんが絶賛されているほどではないですが、関西弁のキャラだったので違和感なく観ることができました。

そして久々に観た主演の加藤ローサですよ。観てるコチラ側が妙にこっ恥ずかしくなるような演技でしたが、逆に微笑ましくて可愛らしかったと思います。

ちょっとお笑い芸人出し過ぎて萎える部分はありましたが(吉本が絡んでいるので仕方ないですが)、ちょっと疲れた時に一息つけるような素敵な映画でした。

短絡的に恋愛に発展させないようなラストも◎
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