大学に進学したサムは戦闘時の衣服についていたキューブの欠片に触れたことにより、オールスパークの情報を手に入れてしまう。一方、ディセプティコンはキューブの欠片を米軍基地から強奪し、海底に沈められたメガトロンを復活させる。メガトロンは主と仰ぐザ・フォールンからサムにオールスパークの情報が移ったことを知らされ、サムを捕獲しようと動き出す。
ストーリーとして、前作同様、サムの私生活の描写があり、じれったいのですが、本作ではサムがオールスパークの情報を握ったことにより、ストーリーの本筋に絡む重要人物になっているので、前作に比べストレス無く話が進んでいきました。
また、最初はオートボットの戦いから外れようとするサムでしたが、サムの命を救うため、オプティマス・プライムが倒されたことにより戦士として覚醒していく姿は熱いものがありました。
そして、前作では悪い印象だったセクター7のシモンズが食材店の店員になっていて、サムに協力する善いおじさんに変わっていて面白かった。
本作は前作より戦闘シーンがかなり多くなっており、絵面的には派手に壊しまくっています。しかし、前半にオートボットのリーダーであるオプティマス・プライムが脱落するため、ディセプティコンばかりが目立ち、防戦一方のアメリカ軍とオートボットを見続けていることは結構、しんどかったです。
ロボットの種類は多くなっていて、人に擬態するロボットや建設機械が合体する大型のロボット、動物の形態を持つロボットなどトランスフォーマーのファンの方には嬉しい点だと思います。
ロボットの性格も双子のロボットやお爺ちゃんロボット、小悪党ロボットなど個性的な部分は面白かったと思います。個人的にはスタースクリームがメガトロンに叱られるシーンは笑いました。
全体的には普通に面白かったと思いますが、戦闘シーンに思ったほど変化が無く、盛り上がりに欠けるように感じました。上映時間が長めなので結構疲れました。
