名優 原田芳雄の魅力全開
このアウトロー感がたまらない。
野良犬のようなツラ構えは、もはやアート。
若き日の松田優作も、今にも暴発しそうな[揺れる心情]を着実に演じきっている。
映画全体がギラついてるようだ。
すでにカラー主流の時代に、あえてのザラついたモノクロ映像がまるで戦前フィルムを見てるよう。
ドキュメントタッチは[かつての息吹]の再現。
本作は60年代の安保闘争など時代の残像として評価されたりもしてますが[青春の鬱積]は時代を越えたテーマです。
青春群像劇として受け止めましょう。
何?共感できんじゃと?
まあそれもエエちゃ
じゃけんども、自分の足元ばっかし見とったら
壁に頭をぶつけるぜよ!