竜馬暗殺の作品情報・感想・評価・動画配信

「竜馬暗殺」に投稿された感想・評価

chuchuyama

chuchuyamaの感想・評価

3.8
原田芳雄、松田優作、石橋蓮司、中川梨絵、そして桃井かおり。それだけで言うことなし。
 高度成長期の世間の様子を「ええじゃないか」で、左翼を討幕派として描いているが、その影響を受けてか竜馬暗殺の真相を内ゲバとしていることに驚いた。『龍馬伝』や『竜馬がゆく』では幕府の見回り組のような志士による暗殺であったがアレンジしたのだろうか。これに加えて竜馬暗殺時には亡くなっていた以蔵のようなキャラクターを取り入れた理由も気になった。またこの時代性を踏まえると、髪型やだらしない服装、女性関係の派手さから竜馬を演じる原田芳雄もヒッピーのように見えた。記念撮影のシーンで強く感じたがある種の青春物語でもあるように思った。
全体に渡って手持ちや照明が無いんじゃないかと思うほど暗い画面(時々暗すぎて見えないほどだった)は時代劇でありながらドキュメンタリーのようでもある。また、序盤こそ桃井かおりが存在感を放っていたのに物語が進むにつれ原田芳雄と石橋蓮司のラブストーリーの様相を呈しているのがおかしかった。
嶋田

嶋田の感想・評価

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批評をいくつか読んだ上で
時代の変化と先見の明と友情と民衆の哀愁と、そして龍馬のユニークな人間性。構造、シークエンス一つ一つ綺麗に描かれていてる。当時は新左翼内ゲバの時代、しっかりとしたメッセージが込められていた。
作り込まれていて、勉強になりました。
時代劇ビギナーが最初に見るには、応用編に近いけれど、とても興味深く観られた。ATG作品で、龍馬と慎太郎の関係性が濃厚で薄汚れた画面の中に、ジワっと染み出るワイルドさが特徴的
鮮烈なる竜馬像。

何もかもが型破りな日本のニューシネマの大傑作。この頃の原田芳雄が一番かっこよかった。
とし

としの感想・評価

4.0
今まで観た坂本龍馬の中で小汚くて野性味溢れて最高にかっこいい坂本龍馬だった。画面の粒子の粗さが幕末の混沌とした時代を象徴しており、野性味を加えて良い味を出していた。 中岡慎太郎役の石橋蓮司も若かりし松田優作も存在感抜群。3人の女装が印象深い。
みどころは竜馬・原田さんと中岡慎太郎の・石橋さん、この作品が初共演なんですって。
盟友で名優な二人の原点、見ごたえある~。

色黒、毛量多め野生味あふれる竜馬、
色白美肌で端正な佇まいの慎太郎。
モノクロ映像の中で、より際立つ二人って感じです。 

被虐的な場面の慎太郎、笑いのアクセント。
ファムファタルな中川梨絵さん妖気がすごい!
松田優作さん、背中がいいね。

平泉征さん、声がまるで別人のよう!
この写真は失敗して、現存していないとわざわざ字幕で説明しておきながら、ラストにバッと出してくるのは痺れる。
小森

小森の感想・評価

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原田芳雄と石橋蓮司と松田優作が斬り殺される話。石橋蓮司マジイケメン。
真っ黒い母屋を背景にフレームインする男の笠が不自然なほど真っ白く光り、後の白塗り(化粧)へと繋がる。そして、ラストは、血で真っ黒に染まる顔面。人物の顔をどこまで照らすのかに細心の注意を払っているように見えた。
中川梨絵の笑い声が妖怪みたいで怖かった。カメラ目線なのかどうかもよく分からない表情のアップはもっと怖い。
そんでなぜか登場人物がやたら何かを覗いたり目撃したりする。
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