ヒラリー

どたんばのヒラリーのレビュー・感想・評価

どたんば(1957年製作の映画)
3.9
内田監督特集前にどんな人なのか知る為に何本か観ます。
大雨により近くの河川が氾濫、水が大量に流れ込み炭鉱で落盤事故
突然の事に地下にいた炭鉱夫達は孤立
地下の状況も生死も分からない。生きてるとだけ信じる家族や仲間達
金のない炭鉱、思い切った事や知恵もなく救出がなかなか上手くいかない。
社長さんは悪い人ではないと分かりながらもやきもきした。
良いシーンが結構あった。
断食祈願の坊さんと尋ねる少年
中の炭鉱夫は何も食べてないから坊さんも食べずに無事を祈ると言った後に少年が持っていた卵を少し啜って交通安全看板に投げつけ帽子で拭って走り去るシーンが一番好きかな。
取材陣の何の役にも立ってないところとか、野次のおじさんをつるし上げるとこも。
皆協力的であるのは第一前提ではあるもののこういう反乱分子みたいなのも少しある方が締まる。
ヘリコプターで花吹雪撒き散らすのもめっちゃフィクション!って感じやけど昭和っぽくて良い。
ヒラリー

ヒラリー