KingKazukiManji

トゥルーライズのKingKazukiManjiのレビュー・感想・評価

トゥルーライズ(1994年製作の映画)
5.0
B級のような内容を一大A級スペクタクル映画に昇華させたキャメロンの名監督ぶりは、この頃から既に健在だった。

少し前に縁あって飲んだ時に、とあるテレビ会社で30年近く勤めていたおっさんから、好きな映画を聞いたところ、本作を挙げられた。ほんとに日曜洋画劇場で見た頃の曖昧な記憶しかなかったのだが、ベストムービーに挙げるの納得な最高のエンタメムービーであった。

途中のダンスシーンを筆頭に、少し古い所もあるのだけれど、それを加味してもアクションとコメディの比重が絶妙すぎて素晴らしかった。

絶対にシュワルツェネッガーには弾が当たらないキャノンフィルムズ方式の最強主人公ぶりに心踊らされた。特に莫大な費用を掛けた本作は、アクションの規模が大きすぎて、終始目を奪われる。シュワルツェネッガーの無双から、橋の大爆破、核爆発のキスシーンからの、戦闘機に自ら乗って敵との戦闘、そしてラストのミサイルなど、これぞハリウッドと思えるシーンが連続して、とても楽しかった。

昔日曜洋画劇場で観た時は、日本語吹き替え版が玄田哲章であったが、今はソフト版しかないので、菅生貴之であった。特に我々の世代はシュワルツェネッガー=玄田哲章というイメージが強いからこそ、久しぶりに玄田哲章以外のシュワちゃんを聞いたが、全然違和感なかった。ほんとに声優って凄い。久しぶりに映画を日本語吹き替えで観たけど、日本語吹き替えは楽しい。
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