NONAME

あゝひめゆりの塔のNONAMEのネタバレレビュー・内容・結末

あゝひめゆりの塔(1968年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

救いがない…
戦傷者の数多に見ざるを得ない状況なのに日本が勝つことを信じざるを得ないくらい追い詰められている。
急に解散命令を出されてどうすればいいのかわからなくなるのも辛い。どこにも安全なところなんてないのに。
湖ではしゃいだ後、あのまま死ねた方が楽だったかもなと思ってしまうほど戦争の考え方に引き込まれてしまう。人が命をいきなり奪われるなんて許されることではないのに。

何一つ希望がない。
あの人たちが希望よと喜ぶものも全て嘘。嘘に固められている。政府は使うだけ使う。

これが事実なことを受け入れ難いが、知ることこそ彼女らが生きたという証を残すことであると思う。

戦争について学ぶことをやめてはいけない。災害についても何についても然り。
NONAME

NONAME