冒頭の現代のシーン、斬新な始まり方だった。
ストーリーの展開は、サイパン陥落、対馬丸の悲劇、沖縄上陸…あとは教科書に載っている通り…。
映画は淡々と進んでいくから余計にリアルに感じた。
特に防空壕の中は閉所恐怖症の私には耐えられないだろうな…。
映画とはいえ、若い少女たちが手榴弾のピンを歯で抜いて勇ましく散っていくシーンはなんとも言えんね。
二度とあってはならないことだし、沖縄の人には本土に住む人間には計り知れないような経験があるのがよくわかった。
実際に昔、ひめゆりの塔まで行って、碑の前のぽっかりとあいた壕の跡を見たときは言葉を失ったよ…。