今生きている日常こそ「奇跡」なのだ。
劇的な言葉が全てを物語るんじゃない、一人一人の生きてく様が紡がれて、喜びも悲しみも怒りも憂いも全てが折り重なって今生きているこの日常を形成してるのだと、この奇跡を味あわせてくれる最高な映画。
たわいもないような会話が日常のゆっくりとしたリズムに引き込む。
時系列でもないし、いちいち視点は変わって最初混乱するんだけど観ているうちに、いや見ているだけで「日常がそこにはあったのだ」と理解させてくれる巧妙な作りになっていて感動した。
そして日常の日々積もっていく鬱憤も、喜びもこの映画に全て詰まっていて全て爆発する、全て崩してくる最悪の映画。
日常は希望
日常は絶望
日常は…