緩やかさ

とまどいの緩やかさのレビュー・感想・評価

とまどい(1995年製作の映画)
4.0
ピエールが不憫で、途中でつらくなってしばらく観るのを中断してた。

ネリーが恋人に「高いワイン飲んだ笑」って軽く揶揄するような感じで言うシーンで、ピエールがいたたまれなくなり、、

ちょっと先々の展開がつらい感じになりそうだなー、と思ってしばらく放置。


だがそう単純な話ではなかった。

意を決して最後まで観て、なんとも言えない、しかし、すごくリアルだなぁという読後感を得ました。

ネリーというごく普通の女性の心の機微がすごくリアルに感じられた。
(べアールの美貌は置いておいて)


ピエールの気持ちはよくわかる笑
恋愛感情の昇華の仕方が真摯かつダンディだなー。

ありふれたストーリーに深い人間の心理を織り込んだソーテ監督の手腕が見事。


べアールの着ている服が、ミニマルな大人の女性って雰囲気でどれも良くて、、
モーブ色って言うのかな、繊細で鮮やかな色味のニットが特に素敵でした🟠
緩やかさ

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