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100歳の少年と12通の手紙のssのレビュー・感想・評価

100歳の少年と12通の手紙(2009年製作の映画)
4.0
死ぬのはわかっている。

でもどうやって死を受け入れるのか。

「あぁこの少年は亡くなってしまうストーリーなんだろな」と真っ先に抱いた感情。
だけれども、これを観ている私も、誰もいつか訪れる死。
結末は決まっているけど、その結末までをどう歩むか。
この映画と同じように、私たちも同じ結末に向かっている。ということにハッと気付かせられた。

ローズがとっても正直者で清々しくて即大好きに!
「慈善なんて大嫌い!自分のことで精いっぱい!」
と言い切ってしまえるかっこよさ。
随所に声出して笑っちゃうくらいユーモアに溢れていて、オスカーのまつ毛の量、長さにうっとり。そのまつ毛欲しいです…。

未知って何?
知らないことは怖いけれど、それを楽しもうとする心があればきっと大丈夫。

死に触れると生を意識するけれど、他の作品とはまたちょっと違うところから揺さぶられるような、温かい気持ちになる。

2017/7/26
ss

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