おまつり

100歳の少年と12通の手紙のおまつりのレビュー・感想・評価

100歳の少年と12通の手紙(2009年製作の映画)
4.0
白血病の少年が過ごす10日間のお話。
終始、外国の映画特有の寂しげでゆっくりとした雰囲気を感じた。死は、特に子どもの死は悲しくて、どう扱えばいいのか戸惑ってしまう大人が作品中にも多い中で、ローズの"必ずみんな死ぬ、あなたも、私も、あなたの両親も…"という言葉が印象に残っている。嘘をつくのでもなく、励ますのでもなく、まっすぐ向き合って話をしてくれる、そんなローズにオスカーが心を開くのは納得できる気がした。
ローズ自身も、オスカーに出会って気持ちに変化が起きている様子が描かれていた。
全体を通して悲しみの多い作品だったが、人は人と反応し合いながら、お互いに影響し合って生きていくんだな、と感じた。見てよかった。
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