おまつりさんの映画レビュー・感想・評価

おまつり

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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.5

上手くいくところも、いかないところも、わくわくして観ることができる作品。
完璧に見える人も、全然完璧なんかじゃなくて、ただただ泥臭く頑張っている!

包容力のあるロバート・デ・ニーロが素敵。日本でも引
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ギリーは幸せになる/ギリー・ホプキンズの不機嫌な日常(2016年製作の映画)

3.8

辛い境遇でありながら、優しい登場人物が多く、辛くなりすぎずに見られる作品だった。
ギリーが知能の高い子だったからというのもあるかもしれない。制度というのは、ここでもイマイチ。いいような悪いような、役に
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レイニーのままで 消えゆく記憶(2017年製作の映画)

4.0

アルツハイマー病にかかった女性と、そのパートナーのお話。

どんどん分からなくなっていく自分に不安を感じて、怒り、戸惑っている。表情や間からそういう細かな気持ちや病状の変化が伝わってくる。分からなくな
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.1

観ていて苦しくなる作品だった。
テーマが深くて重い。

シングルマザーのケイティさんが、フードバンクでお腹が空きすぎて手掴みで食べ始めてしまうシーンが大変ショッキングだった。「ごめんなさい、お腹が空い
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

4.5

とても良い映画だった。
時間があればもう一度観たいくらい。テンポが良く、話の展開が分かりやすかった。

現実世界に帰ったニコラスケイジさんが、自分は何も持っていない、こんな人生を選んでしまったのは自分
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最高の人生のはじめ方(2012年製作の映画)

3.5

主人公の男性はカリスマ性があるなぁと感じた。お隣さんの次女への言葉が、見事に子供自身に考えさせて、興味を引いていて、素晴らしい先生だった。

のんびりしたお話だった。傷つくことも、傷つけられることも、
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.8

原作の大ファンで全巻持っている作品。
他の方のコメントにもあるが、とにかくキャスティングが素晴らしい。小松さんはともかくとして、菅田さんは、おぉおという感じ。

とはいえ、やっぱり最初の15分くらいは
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あやしい彼女(2016年製作の映画)

3.8

おばあちゃんが不思議な力で20歳に戻るお話。

多部さんの古いようで奇抜なファッションが可愛い。歌がお上手!知らなかった。

ショッピングモールで、子供を叱るお母さんを慰めるところ、ぼろぼろ泣いてしま
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Love Letter(1995年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

雪山で遭難した婚約者に宛てて書いた届くはずのない手紙に、返事が来たことから始まる二人の女性の物語。

AmazonPrimeのコメントがあまりに興味深く、意味深で思わず観てしまった。

主人公の一人二
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オズランド 笑顔の魔法おしえます。(2018年製作の映画)

4.0

オズランドに配属された波瑠さんと周りの方々のお話。

オズランドで働く皆さんはとても温かく、家族のよう。そんな方たちと働いていくうちに、少しずつ波瑠さんの心が変化していく。

テーマとしてはありきたり
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きみはいい子(2014年製作の映画)

4.7

苦しいけど、観てよかった作品。

他人事ではない様々な社会問題が描かれていて、考えさせられる。
みんな孤独に闘っていて、お互いが助け合えるようになれば、もっとずっと楽に生きられるのではないかと思う。

TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2015年製作の映画)

4.3

ふとした時に、内容を思い出すことがある映画。転生とか、虫を見ると思い出す。
テーマも、キャスティングも、ストーリーも小ボケも面白い。くどかんさんなので、もちろんテンポよく進むし、分かりやすい。ゆっくり
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いぬやしき(2018年製作の映画)

3.5

木梨憲武さんの家庭内での虐げられ感がえぐい。漫画の主人公とはわずかにテイストの違うお父さんだったように思う。

ちょっと観ていて疲れる感じだけど、面白かった。

5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生(2017年製作の映画)

4.2

視力障害を隠してホテルで研修を受ける男性のお話。

目が見えないと知れたら雇ってもらえない、障害者雇用ではやりたい仕事が出来ない。差別しない、なんてきれいごとでは、まだまだ活躍の場が限られてしまう現状
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しゃぼん玉(2016年製作の映画)

4.5

悪いことして逃げた林さんが、山道で事故を起こして怪我をしていた市原さんを助けたことから、山奥の集落でお世話になるお話。

優しい気持ちに包まれると、荒んだ心も少しずつ癒されていく。自分の犯した罪はいつ
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獣道(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

自分が生まれた環境からは、逃れられないというお話。伊藤さんのお母さんは宗教に夢中な人で、伊藤さんは自分の居場所を探し続けるけど、うまくいかない。裏切られて裏切られて、世間的に落ちぶれていってしまっても>>続きを読む

くちづけ(2013年製作の映画)

4.0

最後が、突き刺さる。
本当に優しい人って人を頼ったり、人に迷惑かけてまでっていう生き方が選べないのかなと思った。

みんな優しくて素直で、誰もこの人たちを傷つけないで欲しいと思った。

いつまた、君と 何日君再来(ホーリージュンザイライ)(2017年製作の映画)

3.6

向井さんのだめだめぶりが、腹立たしかった。それでもついていく妻の姿は、あっぱれ!古き良き日本の妻、母であった。

あまり、感じるものはない映画だった。

インスタント・ファミリー ~本当の家族見つけました~(2018年製作の映画)

4.5

とても良い映画だった。
なんというか、心が重たくなりすぎずに楽しみながら、感動しながら観ることができた。

テーマはとても重く、現実はこう上手くはいかないんだろうな、と思いつつも、電車で涙ぼろぼろだっ
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あん(2015年製作の映画)

4.0

あんは餡子のあん。
樹木希林さんが、どら焼き屋で働く永瀬さんのお店を訪れて「雇って下さい。満で76歳なんですけど。」と言う場面が衝撃的だった。面白すぎる。
ところが途中で社会問題がどん!と現れて、予想
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ツナグ(2012年製作の映画)

4.2

とても良い映画だった。
題材からして、涙なくしては見られなさそうだったけど、やっぱり号泣だった。

ドラマにしたら、もっと面白かったのではないかと思う。色々な人たちがツナグで再会するところを見たかった
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.8

『世の中にはすぐ分かるものと、すぐ分からないものの2種類がある。』

この言葉にとても共感した。茶道も後者だなーと。作品の端々に良い言葉が出てきて、きれいな雨の音や茶道の所作にゆったりした気持ちで耳を
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奇蹟がくれた数式(2015年製作の映画)

4.0

天才とは、を垣間見ることが出来る作品。

証明のところは、数式がいくら自分の中で明白でも、それを他人と共有できるような形にできて初めて生きてくる、というところがじれったく感じられた。

ラマヌジャン役
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.6

実話に忠実に作られた映画だそう。子役の子がうますぎる。

胸が締め付けられる感覚とは、まさにこれかと思うほど、観ていて苦しくなる映画だった。

ハッピーエンドなのか、そうでないのか、分からなくなった。
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風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

80年前にこんな大作が作られたなんて、本当にびっくり。

白夜行というドラマで、「風とともに去りぬ」が出てきたので観てからの方が面白いかと思い、軽い気持ちで視聴した。

振り返れば4時間もあったのかと
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ちょっと今から仕事やめてくる(2017年製作の映画)

3.0

ブラック企業で働く工藤さんのお話。
なんだか自分の想像とは展開が異なり、不思議な世界観だった。

先輩役の黒木さんへの工藤さんの接し方が、恐れているのか…尊敬しているのか…好意があるのか…今ひとつはっ
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.5

禁断の恋?青春友情物語?色々な要素の詰まった作品だった。

17歳の主人公が45歳の店長を好きになってしまって、告白したりするんだけど、大泉洋さんが演じていたこととギリギリなにかの線を超えていなかった
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.5

病気を抱えた天才数学者と、文学専攻の奥様の話。
主人公の役者さんの、病気の演技がとても上手くて驚いた。
病気になって、出来ることがどんどん減っていく主人公。もっと研究がしたいのに、天才なのに、少しずつ
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オーケストラ!(2009年製作の映画)

4.0

吹奏楽やクラシックにはほとんど知識がない一般人の目から見ても、わくわくさせてくれる作品だった。
始めの方は少しのんびりした展開で、うーんという感じだったが、よし!やるぞ!となってからの展開はハラハラし
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福福荘の福ちゃん(2014年製作の映画)

4.3

ゆったりとした時間が流れる、優しい映画だった。
仕事や育児で心が荒んだときに、流し見程度に観ると、心の角が少し丸くなるというか、ほんわりと包み込まれる感じ。

傷ついた人は、人の痛みを知っているからこ
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人生スイッチ(2014年製作の映画)

3.3

切り替えてはいけないスイッチを切り替えてしまったらどうなるのか…見てみよう。という解説を読んで観てみた。

アルゼンチンの映画らしく、関係のない短編がいくつか続く構成になっていた。
とりあえず、ぶっ飛
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祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

登場人物が限られているので、展開がある程度予測できてしまった。

捜査会議の熱血&昭和感に違和感があって、あまり入り込めなかった。(都合よく、推理通りにいきすぎなんじゃないか…)

親子の愛には色々な
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百円の恋(2014年製作の映画)

2.7

安藤さんの頑張る姿がかっこよかった。

しかし、なんともだらしない…見ていて恥ずかしく、むずむずしてしまった。

言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.3

映像の美しさを楽しむ映画だった。
雨が、雨の描写が本当に多彩で、美しかった。
空も色々な色で描かれていて、観ていて飽きがこなかった。

ストーリーはこの美しい映像を繋ぐためにあるのかなと感じるくらいだ
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

2.9

是枝監督シリーズを順番に観ていて、この作品はあまりにもありふれた日常・家族を描いていて、ちょっと伝えたいことが分からなかった。

樹木希林さんの、昭和の妻というか、芯があって、三歩下がって男を立てる、
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