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ミリオンダラー・ベイビーのnaoズfirmのレビュー・感想・評価

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)
4.0

疑似父娘物語 🎬

ストーリーは初老のトレーナーと家族の愛に恵まれない女性ボクサーの間に生まれる絆を描いた作品でした。今作はボクシング映画という側面だけでなく、生きるとは?という哲学的な重厚感あるストーリーでした。前後半でガラリと印象が変わります。前半はチャンピオンを目指す姿、後半はボクシングを通じ変わった人生が描かれていました。特にラストはとても衝撃的でした。マギーとフランキーが親子のような関係だったが故にその衝撃、結末に鳥肌が立ちました。

"安楽死"
安楽死は積極的安楽死とも呼ばれ、医師などが致死薬を注射することにより、患者の命を終わらせることです。日本の法律では安楽死は認められていません。安楽死と一言で言っても医者が患者を殺すという倫理的な問題、認められたとしても注射をする医者の心のケアや法律など多くの課題があります。しかし、欧米の数カ国では既に法律で認められています。安楽死が認められている国の特徴としてはとしては、"個人の自由"が尊重されているという点です。自分の人生は自分で決めるべきというスタンスをとっています。個人の自由が尊重されているという点では海外では売春やドラッグの合法化も同じく認められている国もあります。しっかりリスクを知った上でやるやらないは自由と言うことです。私は安楽死に賛成です。苦しまずに死ねることがどれだけ幸せなことでしょうか。あくまでも個人的な意見ですが脳死状態や重い難病を患った人など助かる可能性が低く、生きているだけで家族の負担になってしまうもどかしさは想像を遥かに超えるものだと思います。私は患者や家族が納得できる形であるなら安楽死は受け入れられるべきだと思いました。
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