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神は見返りを求めるのnaoズfirmのレビュー・感想・評価

神は見返りを求める(2022年製作の映画)
3.5

承認欲求🎬

ストーリーは売れないYouTuberを支える主人公が、関係悪化をきっかけに滑稽で醜い争いを繰り広げる姿が描かれていました。作品は見返りを求める主人公と恩を仇で返すヒロインの争いを軸に、人間関係・信頼関係が崩れゆく様を生々しく描いていました。昨今SNSによる問題が世界中で後を立たず、プライバシー侵害・人権侵害などSNSをきっかけに自ら死を選ぶ事態までに陥っています。気軽に発信できる事がメリットであったツールが、一つのアクションで良い方にも悪い方にも転び、住所や家族情報などが全て晒され社会的抹殺の危機を伴うモノと移り変わってしまいました。私たちはSNSとある程度を距離を保ち、熟考した上で責任を持って使用しなければならないと思いました。地位・名誉・大金を手にし、以前と何も変わらない人などほんのひと握りだと思います。彼らは一時の人気に踊らされ、興味を失えば消耗品の様に簡単に捨てられます。自ら表に立って仕事をする芸能人やYoutuberという存在を否定するわけではありませんが、一般人と比べそれ相応のリスクと責任が伴う事や社会的信用が欠落している点を鑑みると普通に仕事して暮らす事がいかに尊いことかを学んだ気がしました。
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