ボクサーの成功譚かと思ってみていたがそれは序章に過ぎなかった。
成功しても認めず否定する家族。
唯一信頼出来る人はトレーナーだけ。
そして試合中の負傷で全身麻痺に。
死にたいと懇願するが、その手助け…
ジムの一員である、あの発達障害を抱える男が、この物語の象徴として立ち回っていた。
どうやっても"客観的"な"成功"には辿り着けないし、ジム職員から「次は世界チャンピオンを狙えるな」とやさしい言葉をか…
遅咲きボクサー夢を追う
クリント・イーストウッド監督作品。
イーストウッド御大はこんな重い話も作れるのか。話には聞いていたけどそっち方向に話がころがって行くとはねー。
尊厳がテーマになっていると…
痛い。クリント・イーストウッドらしい暗さの最高峰。でも痛い。
一切描かれることが無い過去の罪。娘を守れなかったのか娘を赦せなかったのか。毎日ミサに通い、神父を困らせるほど質問を浴びせるのはその懺悔…
ボクシングで世界最強を目指す物語かと思っていたら大きく違った。怖い人かと思ったら、繊細で不器用で頑固な人だった。2人には本物の家族を上回る絆があった。自分の指導のせいで失明させたことを強く責めて後悔…
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