クリント・イーストウッドの作品は見応えがある。
2018年公開の『運び屋』も素晴らしかった。
初めてクリント・イーストウッド監督の作品を映画館で観た。
一生に一度しかない、初めてを飾ったのが運び屋でした。
これは一生忘れない。
上映終了後、本当にこのおじいちゃんの勢いは止まらないな〜ってしみじみ思ったのを覚えてる。
そして今作は2004年の作品ー。
運び屋のときより若い!当たり前か。
でもこの老人の雰囲気と寡黙な感じは変わらない。
こんなおじいちゃんかっこいいね。
物語はごくごく普通のサクセスストーリー。
ただ女性ボクサーってところが良かったな。
本当の親娘のような絆が出来て、お互いがお互いを必要としている関係。
ヒラリー・スワンクの身体すごく鍛えられててびっくり!
ごくごく普通のサクセスストーリーだったのに…
という結末を迎える。
この結末を巡っては色々なところから批判されたようです。
難しいテーマを扱うことで、批判は覚悟していたと思います。
私は映画だからこそ表現できることがあると思います。
監督独自の世界観で作り上げていいと思います。
低予算でしかも1ヶ月ちょっとで撮り終えたという今作。
サクッと出来た作品とはとても思えない。
やっぱり天才は天才ですね。
82/2020