ピンキー

ミリオンダラー・ベイビーのピンキーのレビュー・感想・評価

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)
3.8
貧乏な女ボクサー、マギーと老人トレーナー、フランキーの話。
「女性を受け入れない!」と伝えても、ジムに来る女ボクサー。しかし、練習は誰よりも熱心で、条件付きでマネージャー兼トレーナーになることに。その頃、自分の元をお金に釣られて離れたウィリーはチャンピオンに。タイトルマッチに参加したがるマギーは他のマネージャーをつけられる。

⚠️ネタバレ⚠️
初戦では新トレーラーのサリーのアドバイスが合わず、試合を見ていたフランキーがアドバイスをするとサリーが怒り、マギーをフランキーに戻す。それからの試合でも勝ち続けるが、試合相手はマギーを敬遠しだす。階級が上がって鼻を折るが、それでも試合では勝ち続け、たくさんのオファーが来る。過去に挑戦させて片目を失明した、スクラップの存在もあった。ついに英国のタイトルマッチを取る。「モ・クシュラ」コールは止まない。稼いだお金でママに家を買うが、本人は喜んでくれず、生金が欲しいという。青いクマと呼ばれるビリーと対戦。反則をしても、懲りていない様子。スクラップはテレビで中継を見ながら現役時代の自分を思い出している様子。青いクマが最後の一撃をして、マギーは椅子に倒れてしまう。意識を失い、搬送されるが全身麻痺が後遺症として残る。ママ達がお見舞いに来てくれるが、ディズニーランド帰り、その上マギーの財産を自分たちのものにしようとする。フランキーに殺してほしいと頼むが、もちろん断る。しかし、自分の舌を噛み切って死のうとする。フランキーは教会に相談に行く。フランキーは「生かすことは殺すこと」と言う。
モ・クシュラは「愛する人よ、お前は私の血だ」という意味だった。呼吸器を外し、注射を打つ。そして、フランキーはジムに戻ることなく姿を消したのだった。

希望がなくなっても、別の希望を探して生きる道はたくさんあるはず。フランキーも最後辛かっただろうな…。暗くて重い映画だった…。スポーツって命がけだから怖い。生きている=幸せではないっていう気持ちもよくわかる。私もマギーの立場だったら死にたいって思うかも。
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