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潜行者のkazunのレビュー・感想・評価

潜行者(1947年製作の映画)
3.6
無実の罪で殺人犯となったヴィンセントは真犯人を探すため脱獄する。道中知り合ったアイリーンに匿われた彼は顔を整形して事件の真相を探る。

顔を整形してハンフリー・ボガートの顔を御披露目するまではPOVで進んで行きます。タクシーに乗っても顔に光が当たらず見えないように徹底してます。この撮影手法が一つの見所でしょう。

整形手術で麻酔がかかる所の「ブルドッグか猿か」みたいな言葉と医者の顔がグルグルする演出が面白かったです。

包帯を取るとこでボガートとバコールが初めて会うような盛り上がりになります。

殺人犯を探したいのに、ヒッチハイクしたときの男や警察に邪魔されてどうなるのかドキドキしました。

アグネス・ムーアヘッド(奥様は魔女のお母さん役)が見られて嬉しかったです。

少しご都合主義な所はありましたが、最後までハラハラ出来て、面白かったです。
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