ニアペッタ

花のあとのニアペッタのレビュー・感想・評価

花のあと(2009年製作の映画)
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藤沢周平の短編時代小説が、詩情豊かに描かれていた。お城のある風景と切ない恋と桜。
海坂藩の若い藩士孫四郎は、剣の達人である組頭の娘以登におもねることなく接したのが清々しい。淡い恋と悲運。
二人の心の機微が数少ない台詞でも伝わった。藤沢作品はどんなときでも日本の心にそっと寄りそってくれる。
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