FumiKawaguchi

花のあとのFumiKawaguchiのレビュー・感想・評価

花のあと(2009年製作の映画)
3.6
藤沢周平の作品はどれもこれも切なくて切なくて。孫四郎と以登が想い合っているのにすれ違い、決して交わることのない運命を辿るのが苦しいです…。殺陣の緊張感からの、ふっと気の抜けるような才助の存在感もいい。娘の気持ちにいち早く気づく父上の存在も際立っていますね。北川景子は奥ゆかしい役作りなのでしょうが、終始ただの無表情に見えてしまいます。その分、最後の笑顔に最上の安心感を感じられるのですが。
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