Sakura

インテリアのSakuraのレビュー・感想・評価

インテリア(1978年製作の映画)
4.0
どんな家庭でも、
楽しかった思い出とか温かい時があるのかな。
崩れてしまうのはあっという間で、
とても悲しい。

パールのダンスの誘いを断ったことで、
音楽と映像がどんどん分離していった。
パールの悲しみや空気感が伝わる。

お母さんは完璧だった。
入り込む隙のない完璧なインテリア。
完璧は、欠陥が見えると一瞬で崩れてしまう。
0か100かで生きている。
99も70もない。

みんな結局自分勝手だ。
お母さんのことが好きでも、パートナーと共に暮らしていても、
自分中心で、自分がうまくいくようにことを進める。

どうやって表現したらいいのかわからない。
その気持ちがすごくわかる。
大学生の頃から私も悩んでいて、
社会人になってその悩みを忘れていたけど、
ここ最近また考えていた。
人それぞれ才能は違うし、向き不向きもある。
ジョージの境遇は本当に辛い。
けれど、彼女は広告代理店で臨時で働いてみることに。
時間が進むから自分も前に進まなきゃいけない。
そうやってどんどん才能は潰されてしまうのか。
どうやったら才能は発掘されるのか。
Sakura

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