もえ

ディレクターズカット ブレードランナー 最終版のもえのレビュー・感想・評価

3.8
人間とはなにか?と視聴者に対しても念押しするような生き様を見せつけたロイ役の役者さんが、なんの因縁か今作の舞台となった2019年に旅立られていた。

科学の進歩は素晴らしい事だけど、単なる好奇心か実力試しかで生み出されて
人の手を離れたその先に芽生えるものに対してなんて無惨なのか。創造者も随分無責任。

生命も文明も進歩と衰退を繰り返してきたけど、人類のそれ以外を押しのけてまで生存してやるという執着は凄まじい。
その点においてもやっぱり人間とレプリとの違いって微々たるものだったのではないかと思えてきた。
もえ

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