20年ぶりくらいの再見。
正直、初見の時は良さがわからなかった。
「強力わかもと」のインパクトだけは何年経っても残ってるというww
多分、スター・ウォーズとかスター・トレックとかと同じようなSFだと思って、期待しすぎていたからだろう。
今回、「ブレードランナー 2049」を見てから、すぐに本作を見直すことになり、
意外と、時間の流れのゆったり加減は、2049と近いことがわかった。
もっと、スコット版のブレランは、スピーディーにサクサク展開するような記憶があったのだ。
人間の記憶なんて、当てにならないものですねw
ちゃんと見直すと、SFというより、ハードボイルドなクライムアクションサスペンスだった。
あるいは、近未来版「モダン・タイムス」とも見れるね。
レプリカントって「人工的に造られた労働力」だから、彼らに反逆される人間世界の悲哀って、
「モダン・タイムス」でいうところの、機械と大量生産の奴隷になってメンタルやられちゃうチャップリンと同じなんですね。
それにしても各レプリカント、レイチェル、J・F・セバスチャン、そしてラストのバッティ―とか、みんなこんなに切なく生きていたのか・・・。
僕、こういう切ないラストに弱いんですよね。大藪春彦とか北方謙三の小説みたいで、めちゃめちゃ切ない・・・。
ブレランはたくさんバージョンもあるし、スピンオフもあるし、メーキングもまだ見てないので、これから徐々にコンプリートしていこうと思います。