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ゾンビランドのKANIOのレビュー・感想・評価

ゾンビランド(2009年製作の映画)
5.0
タイトルだけ聞くとB級映画の臭いしかしないし、名前から興味を持ってもらえる事が少ないので人に勧めるのが難しい作品だが、実はゾンビ作品人気が高いアメリカにおいて『ドーン・オブ・ザ・デッド(2004)』を超えて歴代ゾンビ映画史上興行収入ナンバー1に輝くという偉大な成績を残した物凄い作品。

本作のストーリー設定として、パンデミック以前に「ゾンビ」という概念が存在しており、主人公の青年(ジェシー・アイゼンバーグ)は映画やコミックからゾンビにおける所謂”おきまり”を解っているので「ゾンビの世界で生き残るための32のルール」を作り、それを実践して生き延びてるという設定がめちゃくちゃ面白い。
あくまでもコメディなので、ゾンビ作品でありながらもゴア表現は限りなく抑えられていてとても明るい作品。
しかも、超クールなガンファイトシーンもハートウォーミングな展開までもがバランスよく網羅された大傑作。

ジェシー・アイゼンバーグとウディ・ハレルソンのコンビが最高に楽しくて、ヒロインを飾るエマ・ストーンとアビゲイル・ブレスリンもめちゃくちゃ可愛い。カメオ出演の俳優も豪華。
ゾンビ映画という枠に嵌りきらない超楽しいコメディなので、男女問わずオススメの作品。

続編企画も再始動しているので期待が高まる。
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