サーフ

テキサス・チェーンソーのサーフのレビュー・感想・評価

テキサス・チェーンソー(2003年製作の映画)
3.3
ホラー映画の金字塔「悪魔のいけにえ」のリメイク版。
シリーズで言うと5作目らしい(Wiki見て知った)

ロックバンドのコンサートへ向かうために車を走らせていた若者5人は田舎道を放心状態で歩く1人の少女と出会う。心配した若者達は彼女を車に乗せるが突然錯乱状態に陥り、持っていたピストルで自殺してしまう。
警察に助けを求めたが「工場に来てくれ」と言われ、工場に行くが保安官は居らず居るのは謎の少年が1人。少年は「保安官の場所を知っている」と言い古びた洋館に案内される…というのが序盤の大まかな粗筋。

オリジナル「悪魔のいけにえ」の気持ち悪い雰囲気はそのままに、スプラッター描写、ゴア描写は格段にグレードアップ。チェーンソーでの肉体断裂は鬼気迫るものになってる。傷口に塩塗りこむシーンも地味だけどめちゃくちゃ痛そうで良き。
後半は主人公とレザーフェイスの恐怖の鬼ごっこに終始してるけど、レザーフェイスのしつこく標的を追いかける執念深さは中々の恐ろしさ。

オリジナルであった女性の悲鳴が鳴り響く中のイカれた晩餐会シーンは今作では今作では完全にカット。
あの常軌を逸した家族の描写があることで「悪魔のいけにえ」という映画がよりグロテスクなものになっていると感じたが、今作はレザーフェイス単品のインパクトのみで勝負しているという印象。
映画としてレザーフェイスめっちゃ怖いし面白い映画と思うけど「得も言われぬ気持ち悪さ」を包含したオリジナルには敵わない。
サーフ

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