大金と自由を手に入れるために奮闘するスチュワーデス、ジャッキー・ブラウン。
彼女の嘘にまみれた取引きを一部始終見守る。それを音楽と数々のオマージュが彩る。
人生はいつだってハードモードですわ。
男に囚われず、自由のため戦えるジャッキーは強い。
ラストまで、遊び心に溢れた映像が目を釘付けにする。タランティーノで好きなポイントの1つは、表情をよく映すところ。あとは演者さんのパワーと音楽によって、感情移入して観る事ができる。
あと、同じシーンをいくつかの視点から観るのが面白かった。
今作の音楽はレザボア・ドッグスくらいハマったなぁ。派手派手しくない音楽が溶け込んでた。卒業オマージュのオープニングと、マックスの一目惚れシーンの音楽が印象的。
初対面で惚れるにしてはだいぶ距離あってウケる。
日本についての話してからの"wanna fuck?"が唐突過ぎて笑っちゃった。ずっとそんな雰囲気は流れていたから意外ではないけど、言うタイミングが変だもん。
やっぱタランティーノはカッコいい。そして滑稽。
私もスペイン、マドリード行きたいなぁ。目的地のチョイスまでドンピシャで、ジャッキーに自己投影まったなし。