アスタラビスタベイベー

ワルキューレのアスタラビスタベイベーのレビュー・感想・評価

ワルキューレ(2008年製作の映画)
2.0
予想を超えてこなかった。

ヒトラーの暗殺計画の映画。ただ時代背景として何がナチスの問題なのか明らかでないこと。戦争に負けそうだからヒトラーが憎いのか、ユダヤ人虐殺が問題なのか、
ヒトラー1人に責任を押し付けて、勝ち馬に鞍替えしようとしているようにも見えてくる。ムッソリーニを吊るしたイタリア人の様に。
政治的な映画ではなく、ただ暗殺計画の実行までのシナリオなのが残念。戦後のアメリカ史観を元に作られていて、さらにトムクルーズを主演に置くことで我々が、どちらのサイドにつくかは迷わない。

果たしてそれでいいのか?