このレビューはネタバレを含みます
面白かった！こんな韓国映画っぽい題材が邦画であったんだー！弁当工場で働く女がDVに耐えかね夫を殺し、同僚の女3人が死体をバラバラにする。4人の結びつきが“女の友情”ではなく“金”というところが誠実で好感をもてる。貧困、姑の介護、家庭崩壊、外国人労働者。彼女たちは家父長制の被害者なんだけど、酒・タバコ・寿司をやる妊婦であったり買い物依存だったり悪態つきながら介護したりとステレオタイプの日本人女性（大和撫子と敬称されるような）から脱している描写があり、それがものすごく良い。室井滋（大好き）が西田尚美に、何昼間から酒飲んでんのよ！あんたカーテン締め切って目の下にクマつくって加害者らしくしなさいよ！というシーン。妊婦らしくも女らしくも被害者らしくも加害者らしくもないただの人間。でもどんな人でも殴られる権利なんてない。あるわけないだろ。原田美枝子が口ずさむピクミンの歌、室井滋と西田尚美がカラオケで歌うミニモニ、めちゃくちゃ良い選曲だ。じぶんを信じていくのだぴょん！！！！
これ観て「女ってこわいわ」と書いてるお前がこわい。こわくてこわくてお前の首切り落としちゃうかも⁉️🔪
