むろしん

北京ヴァイオリンのむろしんのレビュー・感想・評価

北京ヴァイオリン(2002年製作の映画)
4.4
北京の片田舎の美しい風景と、バイオリンの奏でる音楽のギャップから心をつかまされる。
天才バイオリン少年である主人公と周囲の大人たちが、お互いに影響し合ってみんなが何か一つ成長する。その締めくくりとして、少年はある選択をとる。的な話。
後半明かされるけど、この物語の背景には実はある社会問題が関係していて、脚本はそこから作り上げていったのかなと思ったけど、監督インタビューを見ると、どうやらちょっとした一枚絵から連想しただけらしい。
音楽の使い方もそうですが、全体テンポが良くて、あっという間に見終えてしまう。
デミアンチャゼルの「セッション」とか、これ参考にしてるんじゃないかなと思った。
ある意味王道に満足できる映画!
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