ソー

死国のソーのネタバレレビュー・内容・結末

死国(1999年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

【概要】
タイトルからは想像できない昼ドラドロドロ三角関係
【感想】
演出がよくできており、怖さがメインの映画ではないのだが、端々に怖さを感じ取れる画面構成になっている。
映像もブルームが効いていて綺麗。幻想的だが、世界観は壊さず、和製ホラーの良い感じが出せている。

のだが……だが………何故…何故シナリオだけがクソなのでしょうか…。
主人公vs死んだ女友人(さおり)の昼ドラドロドロ恋愛もので、主人公が自己中する展開である。
小学校以来全く訪れていなかった田舎に帰ってきて、我が物顔でほっつき歩き、昔遊んだ男性(以後ふみやくん)をたぶらかし、セックスをする。
一晩セックスしたくらいで、ふみやくんと長らく付き合っていたさおりに私のものだから!という…何とも厚顔無恥なやつである。ころっと主人公とセックスするふみやもふみやだが…
最後の最後、ふみやくんは私のだから!とさおりに宣言する主人公だが、結局ふみやくんはさおりをとって終わるという主人公ザマァ展開で終わった。

このタイトルでまさか昼ドラとは思わなかった…
演出はホラーみを出そうと頑張っているのでシナリオが残念…

【あらすじ備忘録】
■起
主人公は四国の田舎に住んでいて、ふみやとさおりとよく遊んでいたが、小学校の時に主人公のみ東京に転校する。
その後、20年以上ぶりに四国に戻ってきた主人公。
そこでふみやと再開するが、さおりは16歳の時に死んだとふみやに告げられる。
■承
主人公はさおりの夢を見るととふみやに相談し、ふみやもそうだという。
主人公が来てからというもの、地蔵の首が切り落とされたりという事件が頻発。
何故か主人公とふみやはさおりの家のことについて調べ始める。
この辺りで主人公はふみやとサックスをして恋人関係っぽくなる。
■転
主人公とふみやは不法侵入などを繰り返す中でさおりの母が、さおりを黄泉の国から呼び戻すために、お遍路を逆回りに回る巡業を16回行おうとしていることを知る。
既に15回は行われており、今がちょうど16回目だと知る。
山奥の山伏に相談したところ、16回逆回り巡業をすると黄泉の国が開き、さおりや、他の黄泉の国のものが戻ってきてしまうという。
■結
主人公とふみやが村に戻った時にはさおりは既に黄泉帰ってきてしまっていた。
主人公はふみやは自分のものだと主張するが、ふみやは結局さおりを選んでさおりに殺されてしまう。
山伏が登場して、さおりを黄泉の国に送り返し、ついでにふみやも黄泉の国について行った。
主人公は何故かやめてぇ!とそばで叫んでいた。
終わり
ソー

ソー