スラム生まれの天才を取り巻く、地に足の着いた人間ドラマ。教授もセラピストも含め、誰も完璧じゃなくて人間臭い。誰が言うことが正しいでもないから、その言動に深味や幅が出る。
天才だからと言ってその才能を生かした生き方をしなきゃいけない訳ではない。その才能は皆が羨むからこそ、あからさまに行使しづらかったりもするのだろう。
「自分の本当にしたいことは何か？」という簡単な問いかけに答えることは難しく、人生における最重要なテーマだ。
最初は下品なだけのヤツかと思ってたベンアフ演じるチャッキーが後半でウィルにかける言葉と、最後のシーンが凄く良かった。
#二十年ぶりくらい二度目の鑑賞
