100万人に1人の頭脳を持つが素業に問題のある主人公ウィル(マット・デイモン)と最愛の妻に先立たれた悲しみを背負うカウンセラーのショーン(ロビン・ウィリアムズ)を中心に物語が展開されていく。
主人公のウィルの天才的な頭脳にスポットが当たりがちだが、
実は全ての主要人物達は心に何らかの悩みを抱えているメッセージを発している。
そういった背景と各々の向き合う姿勢が、本作の伝えたいことだと感じた。
本作の主人公ウィルのカウンセラーのショーン・マグワイアを演じたロビン・ウィリアムズは、
晩年はレビー小体型認知症(DLB)という認知症の一種に苦しんで、2014年8月11日に63歳で亡くなった。
役であるショーンとロビン・ウィリアムズの包み込むような人柄が重なって見え、感慨深いものがあった。