土屋ノリオ

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちの土屋ノリオのレビュー・感想・評価

4.3
1997年公開当時は無名であったマット・デイモンとベン・アフレックが執筆した脚本の完成度の高さで、アカデミー脚本賞を受賞した本作を午前十時の映画祭8にて鑑賞。ロビン・ウィリアムズは助演男優賞を受賞、昨年『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でアカデミー主演男優賞を受賞したケイシー・アフレックも出演しており、当時とは違った感覚で観ることができ非常に楽しめた。物語はウィル(マット・デイモン)の青春ドラマとして描いていき、恋の物語を絡めながら進んでいくのだが、このバランスが実に上手い。天才という設定の基盤で展開していくエピソードもしっかりとしたドラマ性を帯びていて絡み合っていく。昨年のアカデミー賞の受賞式でのマット・デイモン、ベン・アフレック、ケイシー・アフレックの絡みが、本作がリンクして更に感動。劇場スクリーンで観れて本当に良かった!
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